ブリック(brick) ステッチとは?


ちょうどレンガを積み上げたような編み目から(brick=レンガ)こう呼ばれます。ブリックステッチの大きな特徴は、ビーズからビーズへ糸を通すのではなく、すでに編んである糸にひっかけるようにして編み進めていくことです。

テクニックはまったく違いますが、ブリックステッチの編み上がりはちょうどペヨーテステッチを90度回転させた形になるので、パターンはブリック/ペヨーテで交換可能です。ベースの段を輪にしてスタートすれば、ペヨーテ同様チューブ状に編み上げることができます。

ブリックステッチの完成品が外見上ペヨーテと同じになるなら、何故わざわざこのステッチを使う必要があるのかということになります。ひとつには、ブリックは両端で目数を増減してイレギュラーな形を作るのに適しているということがいえます。また糸の引き加減で出来上がりが非常にかっちりしますので、立体(free-standing)作品を作るのにも適しています。

Native American(インディアン)スタイルの、三角の下にフリンジのついたデザインのイヤリングが、このステッチの代表的な利用例です。アメリカではChommanche(コマンチ)、あるいはCheyenne(シャイアン)ステッチともよばれますが、南アフリカのズールーの人々なども伝統的にこのステッチを多用します。


ブリックステッチインストラクション

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